請求書には決まった書式はありませんが、インボイス制度で必要な項目と、取引先が支払処理をしやすい項目があります。順番に見ていきましょう。
請求書に書く項目一覧
| 項目 | インボイスの必須項目 | 書き方のポイント |
|---|---|---|
| 宛名 | 必須 | 正式名称で。株式会社を(株)と略さない |
| 発行者名・登録番号 | 必須 | T+13桁 |
| 取引年月日 | 必須 | 月まとめの場合は「10月分」でも可 |
| 取引内容 | 必須 | 8%の品目は「※」などで区別 |
| 税率ごとの合計額と税率 | 必須 | 10%対象・8%対象を分けて記載 |
| 税率ごとの消費税額 | 必須 | 端数処理は税率ごとに1回 |
| 請求書番号 | 任意 | 問い合わせ対応がしやすくなる |
| 支払期限・振込先 | 任意 | 入金漏れを防ぐために記載推奨 |
インボイス対応の書き方
登録番号
法人は「T」と法人番号(13桁)、個人事業主は「T」と税務署から通知された13桁の番号を書きます。番号の誤りは取引先の控除に影響するため、通知書を見ながら入力しましょう。
税率ごとの合計と消費税額
10%の品目と8%の品目を分けて合計し、それぞれの消費税額を書きます。例えば10%対象が55,000円(税抜50,000円)、8%対象が10,800円(税抜10,000円)なら、「10%対象 50,000円 消費税5,000円」「8%対象 10,000円 消費税800円」と記載します。
個人事業主の請求書の書き方
屋号がある場合は屋号と氏名を併記します。住所の記載は義務ではありませんが、連絡先として載せる方が一般的です。デザインや原稿料などの報酬では、取引先が法人なら源泉徴収税を差し引いた金額を請求します。計算は源泉徴収税の計算で確認できます。
宛名・敬称の書き方
- 会社あて:株式会社〇〇 御中
- 担当者あて:株式会社〇〇 経理部 山田花子 様
- 「御中」と「様」は併用しません。
件名と但し書き
件名は「2026年10月分 Webサイト保守費用」のように、何の請求かがひと目でわかるように書きます。
送付状と封筒
郵送する場合は送付状を添え、封筒の表に「請求書在中」と書きます。詳しくは請求書の封筒の書き方をご覧ください。メールで送る場合は、本文に請求内容と支払期限を簡単に書き、PDFを添付します。
よくある質問
手書きの請求書でもインボイスになる?
なります。必要事項がそろっていれば、手書きでも有効です。
請求書番号の付け方は?
決まりはありません。「2026-001」のように年と連番を組み合わせると管理しやすくなります。
振込手数料はどちらが負担する?
法律上は原則として支払う側の負担です。取引先に負担してもらう場合は、契約や請求書の備考に明記します。
実際に作成するなら請求書作成ツールをご利用ください。